]\ 一部変更よりも根本的な改訂を|元気塾 理容教室

一部変更よりも根本的な改訂を

一部変更よりも根本的な改訂を

客離れの原因は「いまの体制、やり方」が合わないから

いまのお客様はちょっとのことでも我慢はしてくれません。
苦情を言ってくれず、不満があれば黙ってすぐ店を変えます。

何度も書きますが「同じようなカットやサービス」なら、誰でも安い方に行きます。
その判断はお客様がするのであって店側ではありません。
しかも価格差が半額となれば、だれでも安い方に行きたがるのは当たり前のことです。

離れていくお客様は美容室のいまのやり方に不満を持っているか、低料金店や美容室の方が満足できるからそちらに移っているのです。

美容室も対策を講じているが、中途半端、アピール不足、自己中心の域を出ないので、お客様は減っていくのです。


覆水盆に返らず いちど離れた客は帰ってこない

客数を増やす、挽回するためには10倍の労力と時間が必要になります。
低料金店のお客様の75%は満足しているとアンケートに回答しています。

だから中途半端なサービスやキャンペーン、料金の見直しなど一部改訂では客離れは止められません。

また技術力でお客様を増やすことはできません。
なぜなら「品物なら品質はシロウトでもある程度判断できますが、技術力は好みもあり判断がつかない」から。

また口で「われわれの技術力は確か」とか「ていねいな仕事」など説明しても、半額に近い安い価格というメリットと比較して、客はどちらを選ぶかを冷静に考えると、やはり価格のほうに判定があがるのは当然です。


おなじ土俵で闘わない

おなじ「髪をカットする」店でも、低料金店と仕組みやルールが違うはずです。

低料金店は「メニューが単純」で「早い、安い」で客を集めています。
そして「安かろう悪かろう」のイメージを持たせないよう、清潔で明るい店舗にし、接客にもじゅうぶん気を使っています。
だからお客様は満足しているのです。

この「料金」という土俵で闘っても勝負になりませんし負けは決まっています。

低料金店は安いカット料金にするため、客数で勝負しています。
これから低価格店が増えることで低料金店同士の客の争奪戦になり、競争は激化することでしょう。


思い切って根本的な改革を

新しいメニューを増やしてもその売上で店が潤うということにはなりにくい。

「足のマッサージでも」とか「エステでも」といった中途半端な付属メニュー、苦し紛れに「○○でもメニューに」といった本格的でない(スタッフ達も本筋とは考えていない)メニューは、お客様にアピールする理論武装や戦略が希薄だからです。

お客様は専門性を求めています。

カットのついでにやるマッサージを専門とは考えません。
美容室自体も専門とは考えないので、お客様へのアピールや真剣度が希薄なのです。
だから続かない。続けないからおろそかになり、ますます客がつきません。

お客様に来てもらう、迎え入れるためにはメニューなど枝葉の改訂ではなく、根っこと幹の根本的な改革が必要。
意識を変えイメージチェンジをしたとお客様にアピールしていく「戦略」が必要なのです。
小手先の技術や一部変更では解決できません。

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