有料でも必要な勉強を行う

有料でも本格勉強をすべき

無料の講習会には「メーカーやディーラーの意図」商品や器具類を売り込むなどの意図がかくれています。

また無料でおこなっている講習は「参考にはなる」くらいの情報やヒントしか含まれていないので、実際にやるには自分で組み立て治す必要があります。

または偉い人たちが机の上で考えた、理想的な店舗を参考にした話で、「じぶんの店にはそれほど価値のない」実戦向きでない勉強が多い。

じぶんの店、自分の将来を真剣に考えるなら「有料だが、じぶんの店に必要な勉強、実践向けの勉強」をして、即実行するべきです。

これは40年ほど前、苦境のどん底にあった薬局が、グループで決めたことです。

つまり「タダで物をもらう、もらおうとする」人間になるなと言う警告でした。

じぶん（店）を繁栄させるためには貴重なお金を投資して真剣に勉強し、勉強したことはすぐに実践していきます。

タダでもらえる物は「それほど価値がないか、古い」ものがほとんどで、実際的に店の売り上げを左右するほどの成果は得られません。

不況の現在、資格を取るため、自分を啓発するため、売上を上げるため、よりよい経営のため、職場で生き残り必要な人間になるため、講座を受講したり専門書で独学している人が３０％以上もいるのです。（増えつつある）

役者バカとか専門バカという言葉があります。

その世界には知識が深いが、他の世界をほとんど知らない人のことです。
美容師も「美容師バカ」にならないよう、他の業種の人との交流や、ネットで広い範囲の知識を持つことで話題の豊富さ、人間に深みや説得力が出てきます。

インターン時代、夜遅くまで技術の勉強をしている光景が見られますが、美容師になってからも経営などの真剣な勉強をしていますか？
お客様は技術だけを望んでいるのではないので、髪に関する専門知識の勉強を続けてほしい。

美容室は小さくても一国一城の主なので、自分の好きにできるし、自分一人なら誰も意見や忠告をもらわなくても気ままにできます。
だからしだいに自分本位の考え方をするようになります。

そんな勉強は嫌い、したくない、難しい、ややこしい、そんなお客様は来ない、路線が違う。これで片付け勉強しようとしません。

よく考えてみましょう。自分の好みで勉強をするのでなく、お客様の好み・要望を満足させるために勉強するのです。

また難しくない勉強なんてないし、難しいから他の人がやらない、だから利益が守られるのです。

そんなお客様は来ない。当たり前です。
やらないのにお客様が来るはずがありません。
やるから、やってＰＲするから次第にお客様が増えていくのです。

食堂が「おれは焼きそばが嫌い」と焼きそばを作らない料理店はないはず。
メニューは「お客様が望むだろう」ものを載せるはず。
焼きそばを求めるお客様がいないのは「メニューに焼きそばがない」から。
じぶんがお客様を作り増やしていくのです。
お客様が望む独自のメニューを工夫しましょう。