パソコンが普及し、店の経営や分析に大いに役立っています。
パソコンで次のことを調べてほしい。
・1年間に「新客」が来た人数。
・この1年間に1回も来なくなった人数。
・平均来店回数。
・現在の年間来店客数と顧客の数。
これらの数字を具体的に分析することで「集客のたいせつさ」が分かってきます。
新しいお客様を迎え入れる方法、現在のお客様の囲い込みの方法、来店回数を増やす方法を個別に企画し総合的に計画していかなければ経営はもっと苦しくなっていきます。
理・美容室の広告がたくさん載っているJ誌の広告に疲れた店の意見を聞いてみました。
広告を出したら「確かに客数は増える」。だから広告の効果は認めますが、結局は「浮遊客」が来ているにすぎず、年間トータルしたら「売上から広告費を引いたら」利益増はほとんどなく、忙しいだけ。しかも浮遊客は固定客にはなりません。
キャンペーン価格で安くしても来店回数が増えることはありませんし、通常価格で来ていたお客様まで失うことになります。
美容室の方が客単価が低いため、広告費に見合う客数の増加は認められないので、広告は出せません。
ホームページを開設している美容室もありますが、まだまだ少ない。
これはホームページの利用価値を知らないことと、初期の作成費用などをもったいないと思っているからです。
しかしホームページほど安くつく宣伝方法はないのです。
また、開設しているホームページを見ても「一度いってみよう」とお客様に行動を起こさせるようなホームページはほとんどありません。
ホームページを持ってますよ。見てちょうだい。
といった自己満足のホームページになっているケースがほとんどです。
カットのスタイルや店の写真、メニューを載せても、お客様は行ってみようなんて思いませんし、
全部見てもくれません。
しかしホームページは「すごい集客力」を発揮します。
ホームページを作る専門家に依頼しても、美容の内情や集客を知らないので、きれいなホームページは作りますが「お客様が行ってみよう」と思うようなホームページは作ってくれません。
美容室の看板を見て「ここに美容室がある、入ってみよう」というお客様が年間何人いらっしゃるでしょうか。看板は「営業」していることを示す役目だけではないはずです。
多くのマンガや雑誌をおいて客に便宜をはかるのもいい。
しかし、商業ベースのなにごとにも「コマーシャル」が入っているはず。
店のコマーシャルをどこに入れているか、どこに入れるべきかを検討しましょう。
ポスター、手渡しチラシ、ちょっと読んでもらう資料、これらを整備していますか?
何回もしつこく言いますが「来られたお客様にいままでどおりの接客や技術を提供」し魅力のない店なら確実に低料金店にお客様は移っていきます。