売上減の美容室が多い中、3人のスタッフで6日間で187万円、月に550万円以上売り上げている美容室があります。
普通のやり方でこんなに売上が上げられるはずがありません。
そう、技術料だけでは絶対に不可能な売上金額といえます。
しかも美容室の経営にはシロウト、畑違いのオーナーが経営している美容室なのです。
このニュースを聞いて「ウソ、大げさな宣伝、特殊なことをしている店で路線が違う」と頭から否定してしまう人が多いのですが、ここで運命が分かれます。
美容室の経営者なら冷静に話を聞き、分析してみることをオススメします。
来られるお客様を待って、お客様が希望するメニューを聞き、施術をおこなう美容室なら、この1/2の売上げも難しいでしょう。
技術を売りにする店でも、平均の3倍の料金をもらわなければ到達できませんし、料金が高ければ高いほど客数は限られてきます。(カリスマでない限りは)
その武器とは何か。
それは理・美容師が捨てた物、いまのメニューをおこなうための技術に必要な知識はあるものの、自分たちが使う商品や髪に関する知識を勉強していないこと、技術の研鑽に偏ったことが、お客様との距離を広げてしまい、他の産業から食い込まれる結果となったことです。
それらを武器としているのです。
◇ 頭皮が赤いお客様に何かアドバイスしてますか。
頭皮が赤いときのシャンプー法は?
頭皮が赤いときのカラーは?
◇髪が細くなってきた人に、どんなアドバイスをしてますか。
ボリュームが出る髪にするにはどんなアドバイスを?
◇シリコンはなぜ悪いのか、その理由は?
シリコンにもいろいろな種類があるが、どれが悪いの?
メークには10~20%近くも大量にシリコンが入っているが、それはいいの?
◇なぜ髪にウェーブが出てくるの?
ウェーブが強くなる原因は?
◇退色が早い髪と、遅い髪の違いはなに?
想定した色とは違う色に染まるのはなぜ?
◇料金の安い店に客が行ってしまうのはなぜ? 価格だけの問題だろうか?
価格は安くて所要時間はいっしょなのに、なぜ安くするのだろう。
安い店に客を行かせない方法はなに?
◇髪のプロである理・美容師が推奨するシャンプーをあまり売らない理由は?
なぜお客様は理・美容室のシャンプーを買わないのだろう?
買ってもらう方法は?
◇育毛剤の効果的な使い方を知ってますか? お客様にアドバイスしてますか?
育毛剤が効かない理由は?
◇トリートメントが悪いという理由は?
だったらなにをお客様に薦めたらいいの?
◇お客様の来店間隔が延びて、年間来店回数が減っているのはなぜ?
それを挽回させる方法は?
この質問の中に「売上げを上げる」「客数を増やす」「客を囲い込む」「客の信頼感を得る」「さすがは髪のプロ」と頼りにされるヒントがあります。
1日8時間、1ヶ月23日営業、カラーに120分かかるとしたら
3000円のカラー |
8時間÷120分=4人 |
6000円のカラー |
8時間÷120分=4人 |
統計データによれば、お客様の要望で「もっと料金を安くして欲しい」は、たったの1%しかいません。
つまり「その店の料金を納得して」お客様になっているのです。
だから他店と競争して価格を下げるほうがお客様を失うことにつながります。
価格を安くしたから「お客様がたくさん来る」とか「来店回数を増やす」ということはありません。
その価格に見合った「満足」をお客様に持ってもらえるようにすれば、お客様は逃げたりしません。
お客様が逃げるのは「マンネリ」と「無感動」「進歩のない、目新しさのない技術に接客」にあきるからなのです。
いまレストルでは初回のお客様が毎日のように来られています。
カウンセリングと説明の時間に追われる日々が続いております。
レストルの店は「通りすがりのお客様」は年に1人か2人くらい。
それなのに初回のお客様が毎日のように来られます。
土日は2~3人も来ることが多く、ほとんどのお客様は「帰りに次の予約」をして帰って下さります。(そうしないと予約が取れにくいので)
この盛況は勉強の成果なのです。
いままでのような「来店したお客様にどのような技術やサービスをするか」(これはお客様が来てからの話)の勉強ではありません。来店回数を増やす、定期的な施術プログラムを組むための理論背景と実践の勉強をしています。
お店や技術、メニューの一部改訂では売上は大きく増やせません。
考え方や視点、メニュー全体のとらえ方、お客様への説明方法など、あらゆることを変えなければ現代のお客様の心と行動パターンに追いつけません。
理・美容師になったとき、店を始めたときの初心に還って勉強しなおしましょう。
わたしがお手伝いします。