ネットで理容室が売り買いされており、最近居抜きでの売り物件が多くなっています。
またデータによると理容室は17年間も連続して減り続けています。
売る原因はいろいろですが、経営状態がいいのに売る人は少ないはずで、ほとんどは経営困難から器具などを全部を居抜きで売るというのが現状です。
しかもなかなか売れなくて「値下げ」している店が目立ち、経営難の店を買い取ってリニューアルするほどの余力はなくなっているのが現状です。
売上からテナント料や材料費などを引いた残り、オーナーの取り分が年間で200万円以下、月収にしたら17万円くらいの収入しかない経営者が18%もいるといわれます。
これは、平均的な女性会社員がもらう給料+ボーナスのほうがいい状態といえます。
しかも女性会社員は退職金、福利厚生が完備しているので、もっといい。
理容室の経営は「1人で気ままにやり、気を遣わなくてもじぶんのペースでやれる」といった気楽さを第一にする人はいいだろう。
でもこれも危うくなり、廃業や転業、理容室の転売をしているのが現実です。
これは数十年前「薬局でおこった」ことです。
不況と安売り店との競争から「薬局に将来はない」として、多くの薬局は息子や娘を薬剤師ではなく医者にしてしまったのです。
でも一部の薬局は努力して「息子が跡を継いでもいい」と考えるような、将来性や魅力のある店にしていきました。
つまり安売り店と価格競争するのでなく、安売り店がやらない、やれないことをやる薬局にして成功したのです。
業種全体が停滞、低迷化している激動のとき、多くの店が萎縮してマイナス思考を持っているときこそ、積極的にやれば成果が得られるときでもあります。
人がやらないこと、人がやれないこと、難しいと考えてやらないこと、多くの客が望んでいることはたくさんあります。
千里の道も一歩から。
千里もあると思えば、足もすくむが、まず最初の一歩を前に出すことから始め、次の一歩と重ねていくうちに到達できる。
失敗を恐れず「まず一歩を踏み出す」ことから始めよう。
多くの人達は失敗が恐くて一歩を踏み出せないのだから。
負け組の人生ほど辛くイヤなことはない。
店の繁栄は自分の人生の繁栄でもある。
自分の手で、じぶんの努力で勝ち組の人生を目指そう。