技術力だけでは経営困難に

技術力だけでは経営困難に

技術は誰のもの、なんのために研鑽したのか

ハサミの技術を売りにして「じぶんが満足する理容室」をつくりたいなら、技術本意でもいい。

しかし十数万店ある理容室で、技術だけで食べていける理容師は何店舗あるでしょうか。

もし理容室を経営して売上を上げ、スタッフや家族の将来を安定させるなら、「技術はお客様のもの、お客様を満足させるもの」でなければなりません。

つまり「ハサミの技術だけでなく、お客様のあらゆる要望を満足させるハサミ以外の技術」も修行し、研鑽していかなくては、客の固定化はできません。


「技術者は口ベタ」という言い逃れ

最初から説明が上手な人もいることは確かです。

しかし、ほとんどの人は「勉強して、反復して、失敗にめげず」にやり続けてしだいに上手になっていくのです。

あなたも最初からハサミの使い方がうまかったわけではないでしょう。

努力して、反復して、勉強して、多くの経験をして、(失敗もして)現在があるはず。
だから口ベタもおなじように努力すれば上手になります
だから技術者は口ベタで言い逃れしないことが必要です。努力しましょう。


いまのメニューだけではやっていけない

別ページ「原価計算のページ」を参考にして欲しい。

いまのメニュー、時間をかけてやる仕事、しかも過当競争で絶対客数が減少している現状で、いままでどおりのメニューややり方で、売上を上げることは困難です。

来られたお客様に技術を提供して料金をもらう体制では、客数が多くなければやっていけません。

客数が少なくなった、低料金店のせいだ、不況のせい、など泣き言をいうより、来店回数を増やしたり、客が望むメニューを増やすことを真剣に考えましょう。


果報は寝て待て、棚からぼた餅、の体制

いまひつようなのは「仲間同士で嘆き合ったり、グチを言う」ことではなく、不況だからと縮こまっていることでもありません。

じっと待っているうちに「行動力、実行力のある人達」はいろいろなアイディアを考え、実行し、
客の囲い込みをしています。

いくら空元気を出しても客が少なくなっている店、何もしないオーナーの店は暗く活気が無く感じるので、客足は遠のいていきます。

枝葉の改善ではなく、根本や幹からの改善をしなければ、本人は何かしているつもりでも本質からずれているため 、苦労ばかりで成果は上がらない体制になっています。

あなたは理容師、髪のプロです。
ハサミの技術だけでなく、他にも客を満足させ感動させることがたくさんあるはずです。
それを考え、実行することが成功につながります。



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