美容室の再構築① 新しい武器を持つ

美容室が持つ武器について考えて見よう。
今まで戦力だった(本人はそう考えていた)武器の価値や戦力がなくなってきている。
つまり、美容室側は武器と考えていたものが戦力を失い、稼げなくなってきているのだ。
そしてその武器を改良してなんとか間に合わせようとしているが、もう時代は完全にずれており、それを武器とはいえなくなっているのだ。
店頭で来店されたお客様にどうするかの問題ではなく、美容室経営の構造的な改革、一部改良ではなく、「1からの改革」、技術的な改革ではなく、「意識からの根本改革」が必要なのだと思う。

例を挙げよう。
レストルは小さな美容室だが、オーナーのわたしは美容師でもないなに、一人あたりの客単価は27,000円以上です。(全国平均の客単価の約4倍)
見学に来た美容室のオーナーや美容師さんからは「あそこのやり方は特殊で、参考にならない」と評価されている。
ここがまちがいなのだ。
多くの美容室は、お客様の誰にも「効率的にシャンプーをしている」はず。
でもレストルでは「シャンプーを家でも使ってもらうため」に「戦略的なシャンプー」をおこなっています。
つまり「シャンプーは最終仕上げのための1工程の仕事」としてやるか、「家でも美容室が推奨するシャンプーを使ってもらう」意図を持ってシャンプーするかの違いで、その違いが「シャンプーが売れていく」という結果につながり、客単価のアップにつながっているのだ。
つまり、レストルから見れば「他の美容室は甘い、取りこぼしが多い」のだ。
こういうと「レストルのようにうまくしゃべれない」とか「マイナス意見ややらないための理屈」がでてくる。
しかし、プラス面からみると、「誰でも毎日のようにシャンプーを使っている」ことと、「髪のプロが推奨する商品をお客様が買わないのはおかしい」、どこかに説明の穴があるはずと考えない。
商品が悪い、お客様が買わない、世の中が不況だとか、売れない理由ばかり考えている。

でも、レストルでは、いままで習慣的にやっていたシャンプーを、「売上の上がるシステム」に改良して、「シャンプーが売れていく美容室」にしました。

このように基礎から組み立て直し「新しい武器」「戦力の高い武器」として活用する勉強をしています。

理屈っぽい文章で理解しづらいとおもいますがシリーズで掲載します。   文責 舟橋 成彬

3日間の集中研修

8月1日から3日間、大阪で「基礎から勉強しなおして、じぶんを再構築する」ための勉強会を、朝から晩までおこないます。
いま美容室が衰退しているのは「慢性的な症状」、美容室の経営全体のやり方が原因の症状であることです。
人口の減少、老齢化、低料金店の台頭など、原因は色々あるが、いまのやり方がお客様には受け入れられなくなったことも原因なのです。
自然界は生存競争に勝ち、環境の激変にも生き残るために「新しい機能の獲得」と「住み分け」をして進化しています。
人口が減少し、老齢化が進んでいるのに、低料金店と同じメニューではじり貧になっていくのは当然です。
売上の減少を挽回するため「来店したお客様になんとか」と考えるのでは、ますます顧客を失うことになります。

「他店と競争に勝つ武器を持たなければ」、そしてその武器を
「有効に活用する知識とノウハウを持つ」こと、そして
「実践して、成果を上げる」こと。
これを3日間にわたり、徹底的に勉強します。

でも、今までのような勉強では「講師が話したこと」の80%以上は、忘れてしまうし、説明を聞いて理解できるだけの知識が必要だし、それを具体的に店頭で実践する方法も未知数です。
また、受講する人の「店の方法性」も違うので、なにが必要かも違います。

だから、この3日間の勉強は

美容師という固定観念や、経営してきたという経験則にとらわれない、いちどニュートラルにしての勉強です。
「目で見て、耳で聞いて、体で体験する」勉強と、
勉強したことを家に持ち帰り、じ分の美容室で実践するために「復習できる」ソフトを作成してあります。

生き残りをかけて、じぶんが得た職能を発展させるため、お客様から頼りにされる美容室にするため、同じ道を歩む同士としていっしよに勉強をしませんか。

薄毛の一因に「シャンプーのやり過ぎ」

皮ふサイクルは、20代は33日くらい、30代は43日、40代は58日と20代の倍ほどの時間がかかるのです。
そして、50代は79日、60代は90日くらいと、20代の3倍もの時間がかかるのです。
そして、もう1つ、「表皮は修復機能がない」ということです。
シャンプーで頭皮の防御機能(角質やセラミド類など)が洗い取られますが、表皮はそれを修復するのではなく、基底層から上に上にとあがっていくことで代替の新しい皮膚が最上層となるのです。
しかも、「完全に機能を備えた皮膚が上がってくる」のではなく、「機能を創造しながらゆっくり上がってくる」のです。
つまり、過剰なシャンプーや洗顔で、「皮ふサイクルの速度に合わない洗浄」をすることで、「完全にに機能を備えていない皮膚」が表皮となるため、外からの刺激に弱くアトピー様の炎症をおこしやすい皮膚になっているのです。
そうなると「健康な皮ふにはやさしいシャンプーや洗顔料」も、相対的な刺激は強くなる。
その上、加齢による免疫機能や修復機能の低下が条件に加わるのです。

つまり、これらを無視したシャンプー選びとシャンプー法が薄毛の原因になっているし、荒れ肌の原因にもなっているのです。

このような条件を考慮すると「じぶんの年齢に適した」「皮ふサイクルに適した」シャンプーや洗顔料を選ぶことと、症状に適した洗い方をすることがたいせつです。

レストル美容室では、カウンセリングをおこない、エイジケアのためのシャンプー法や洗顔法を、お客様にアドバイスしたり、体験してもらっています。