独立希望の美容師さんへ

将来、独立希望の美容師さんへ

リクルート 美容室に「勤務しながら勉強」を

閉店が増加 経験してもだけでは独立できない時代に

ため息

美容室を経営するには「美容学校−インターン勤務−独立のために他の店舗で経験−独立」といったコースで独立する人が多かったのですが、ここ数年で独立は難しくなり、開店しても数年以内で閉店するケースが増えています。 

独立してこじんまりした店舗を持ち、いままで勤務していた店からのお客様も来てもらえるといった甘い考えの独立開店は、多くの美容師がじり貧か、数年はがんばったものの閉店しているのが現状です。

年々人口が減っていく現状では、既存の美容室からお客様を奪い取るには、技術だけでは困難ですし、低料金にしても経営が可能な客数は集まってくれないのが現状です。 

技術に自信を持ち、いかに技術が優れていても、技術や、ていねいさだけでお客様が呼べることはほとんどありません。(来店回数も変わらない)

価格を安く設定すれば、と考えている美容師も多いのですが、お客様はいろいろな店舗の価格を比較していくわけではありませんし、低料金店はますます増えています。こうしてお互いにお客様を奪いあい、じぶんたちの首を絞めているのです。


技術だけではお客様は呼べない お客様は来てくれない

ため息

いままでの店舗で経験したことは「来店したお客様に技術をふるう」ことであって、「あなたの力で来てくれているお客様ではない」こと、店の看板で来店しているお客様なのです。

そのお客様にほめられても、じぶんの技術の評価にはならないことを知っておくこと。 

ある例をお話しします。
松竹に「藤山寛美」という天才役者がいて、お客様はこの人の芸を見るために松竹座はいつも満員の状態でした。

でも、遊びが過ぎて「勘当」されてしまい、本人には不本意な映画などの端役でしか役をもらえない苦労の時期がありました。いっぽう松竹も藤山寛美を見に来ていたお客様が来なくなり、協議の末、藤山寛美の勘当をといてふたたび松竹座は満員状態になりました。

そのときに藤山寛美は「役者には舞台が必要」なこと、「どんな優れた役者のいい演技でも「いい舞台」がなければ役者は光らないし、お客様に来てもらえないことを痛感した」と反省し、ますます芸に磨きがかかり、たくさんのお客様をフアンにしました。

この例が示すように、いまのあなたは「店がつくった舞台」でマニアル通りの仕事をしている、店の信用の元に仕事をしているのです。

まったく新しい店で、あなたのことなどなにも知らないお客様に、技術を認めてもらい、「これからはこの店に来よう」と考えてもらわなければならないのです。

だから「なにでプロと認めてもらうか」「他店がやっていない専門施術」「じぶんをカットやカラーの技術者というより”髪の専門家”として認めてもらう」ためにはどのような店にするかを考えて、それをお客様にアピールしなければならないのです。 

カットなら600円、カラーなら2000円で処理してもらえる店が増えているのに、それと同じことをするなら、数百人のお客様が来なければなりません。

そして4000円のカットなら「3400円も多く支払って来てもらえるにはなにが必要か」、お客様が「高いけど満足してもらえる」何かが必要です。(その何かを”技術で”と錯覚しないこと

だから将来、独立を考えているなら「既存の美容室にはない施術やメニュー、専門知識を勉強できる美容室」に勤務してノウハウを習得することをおすすめします。


独立のための3つの選択

ガッツ

技術はあるので、独立するための資金があれば何とかなると考えているなら、もう結果は見えており、一度考え直した方がいい。

独立開店したら当初は「新しいお客様は来てもらえます」が、それ以後は続かず、10年後も20年後も売上はほとんどいっしょということになるか、しだいにくすんできてじり貧−閉店という結果にもなりかねません。 

だから、独立を考えているなら、次の3つを勉強し治さなければなりません。 

@ 遠くからもお客様に来てもらえる「特殊なメニュー」を勉強する。
A 髪のプロとして必要な知識の勉強と、それをメニューに生かすための勉強をする。
B 説明力、演技力、営業力を得るための勉強とノウハウ。 

技術は「来店して下さったお客様」がいて、はじめて威力がありますが、それでもお客様が「あなたの技術力」を正確に評価してくれることはほとんどないと考えた方がいい。

独立して生き残るためには「技術」ではなく、専門知識とそれをお客様に伝える説明力、それと来店回数や新しいメニューで来店したもらえる営業力がひつようです。

世間話はしても、専門知識に関してお客様にアドバイスできるだけの知識と説明力がなければ、経営は難しい。

独立を数年遅らせても、それらを勉強しマスターすることをおすすめします。


理・美容師の将来 学費 2年間で300万円のムダ

薄毛

理・美容学校を卒業して国家試験に合格して理・美容師となるわけですが、将来性はすごく悲観的です。 

だから、理・美容の専門学校への入学希望者は減少し、理容に関しては全国で1000人を切ってしまうくらい激減しています。 

「就職率は100%」「1人の生徒に100社の求人」があるくらい金の卵状態の新卒者なのに、すぐ止めて転々とする、完全離職、つまりせっかく理・美容師になったのに、まったく別の職種に移る人が多い。 

両親は、子供の将来のためにと考え専門学校に入れ、授業料を2年間で200〜300万円も支払って、すぐやめられてはたまりません。

本人も、学校を出て美容師になったのに、安い給料(なんの資格も必要ないOLのほうがずっと待遇がいい)で長い時間、汚い仕事をするなど、将来を悲観して辞めてしまいます。

美容学校の生徒が減っているのは、将来性を考えて理・美容学校に行かせない親、行かない子どもが増えたためです。

でも、ここで賢く考えよう。

理・美容師は「どこでも欲しがっている」状態。
でも他の業種と比較して、給料や待遇面ではよくありません。
だからといって「独立」しても経営が成り立たない状況になっています。

だから「勉強しなおして」「お客様を呼べる」「他店より高くてもお客様に来てもらえる」「売上を上げられる」専門知識、専門施術、説明力、営業力のある理・美容師になる勉強をし直してから独立すればいいし、「売上を上げられる理・美容師」なら、高給で雇用してもらえる理・美容師になりましょう。

事実、将来の安定を求めて「勉強をし直す」理・美容師さんが増えており、当方にはそうした美容師さんが休日に勉強に来られています。


まずはメールください

ビジネスマン

自分の将来のために「働きながら勉強しよう」という理・美容師のかた、いまは美容学校の生徒だけど勉強しながら実践勉強もしたいかたは、まず下記へメールしてください。 

 ふなはし

じぶんが元気な限り勤務できる、じぶんを必要としてくれる、少ない客数でていねいな施術をおこなう、独立して遠くからも施術に来てもらえる専門店を発展させるための勉強をしませんか。

当店は休日には全国から理・美容師のかたが勉強に来られ、理・美容師の勉強会の講師をして、理・美容師に必要な新しい知識やノウハウ、専門知識と施術の勉強セミナーを開催しています。


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