じぶんの店、じぶんの技術を再構築するため、皮膚医学に基づいた勉強をしたいという希望者がこの1年で倍以上に増加しています。
生き残りをかけて「新しい店作り」「専門家」「特殊性」を勉強するために元気塾に参加希望の理・美容師が増えています。
この背景として次のことが上げられます。
1 |
低料金化が進行し、経営が成り立たなくなってきている。 |
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客数が減少し、おなじようなメニューでの競争では生き残れなくなっている。 |
3 |
中型店のスタッフの求人が難しくなっている。 |
4 |
大型化や低料金化より、特殊メニューで集客を図りたい。 |
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スタイル重視の客層の激減は目の前に来ており、いまの店では将来性がない。 |
11分でカットし仕上げてしまう店があります。
そうした店が繁盛しているのは「お客様に受け入れられている」からです。
しかし専門家の意見は厳しい。
スタッフの技術力はバラバラで、なかには荒れている人もいるそうですが、1日に何十人もカットし、歩合を多くするためには人数を上げなければならないといいます。
それも確かなのですが、それでもお客様に受け入れられているのは事実です。
流行らない店はどんなに理屈をつけても「お客様に受け入れられていない」店なのです。
だから「お客様に受け入れられるための勉強」をすればいい。
元気塾での勉強は「繁盛店になるために必要な勉強」をしています。
繁盛店にするためには「じぶんの価値観や意識」を替え、お客様から見た理・美容室、理・美容師を再構築する必要があります。「こうすれば儲かる」など枝葉の技術や商品知識などはお客様の利益など考えていないので結局は受け入れられません。
あなたのやっているシャンプーは「100人中何人の人に受け入れられますか」
たぶんそんなことなど考えないで「カットしてシャンプー、そして仕上げ」とか「カラーしてシャンプー」などといままで通りにしている理・美容師がほとんどだと思います。
シャンプーは目的によりやり方は違ってきますし、お客様によって「して欲しい洗い方」は違ってくるので個々のお客様のシャンプー法を替えなければならないのです。
立地が悪く小さな店ほど「お客様のことを考えた」シャンプー法やメニュー技術がひつようで、それがなければじり貧になっていきます。
なのに、店側の効率を考えたシャンプー、基本通りのシャンプーをしています。
同じやり方なら「近くの店、きれいな店、繁盛している活気のある店、若い女性の居る店、安い店」にお客様が集まるのは当たり前です。
じぶんの店の立地や店舗のことを考えて「なにでお客様を呼ぶか」を考えないで、来たお客様に希望のメニューをおこなうだけの店」は廃れていくのは当たり前です。
いままで、いわれたことのない苦言で耳が痛いし、たぶん途中で「この野郎」と読むのをやめた人が多いはずです。
いままでメーカーやディーラーの「耳に快い言葉」を聴いてきた理・美容師は、たぶんおこっている人も多いことと思います。
しかし、いまは「目を覚ます言葉」「怒りながらも検討する」ことが必要なのです。
40数年にわたり「薬剤師や理・美容師」の講師として活動し、実際にじぶんの店も持ち、お客様に施術もおこなってきたので「理論と実践」の重要性は知っております。
講師として話すわたしと、受講する理・美容師の両方が「繁盛店にするための知識やノウハウ」をともに勉強する、真剣に勉強し話し合う。
その真剣さが両方になければやっている意味がありません。
昔のように「とにかく話しを聞いてみよう」なんて悠長なことは言っていられません。
とくに遠くから参加して宿泊しながら勉強する人たちの熱意を思うとき、1つでも多く繁盛店になるためのノウハウや知識を伝えたいと思います。
勉強は事前に「どのようなことを勉強したいか」と店舗の立地などを参考にして勉強内容をカスタマイズしています。
リクエストの多い順は下記の勉強内容
1 |
育毛カラーの理論と実践 |
4時間 |
2 |
育毛シャンプー&深層美髪トリートメント |
4時間 |
3 |
カウンセリングの理論と実践 |
6時間 |
4 |
頭皮洗浄と気・血・水マッサージ |
4時間 |
5 |
薄毛予防から本格育毛施術まで |
14時間 |
受講料は「教材費」として、店頭で実践してもらうための商品の費用で、受講料より高額な商品セットをお渡ししています。
シャンプーにひつような知識と理論を勉強し、あらためてシャンプーの重要性やシャンプーによる薄毛が多いことを知った上で、薄毛にならないシャンプー法とお客様への説明、お客様が家庭でおこなう薄毛にならないシャンプー法を勉強してもらいました。
受講料は2万円ですが、約3万円分の教材を持ち帰り、それを使って勉強したことを店頭で実践してもらいました。
1本のシャンプーで約50人のお客様にシャンプーでき、説明しながらシャンプーすることでお客様がどのような反応をするかを勉強してもらいました。
結果は1ヶ月に20〜63本のシャンプーをお客様に購入してもらっています。
また、いままでのトリートメントより、持続性に優れ、シャンプーと併用することで髪質がよくなっていくという結果にお客様だけでなく、おすすめした本人も驚いています。
受講料が高いのでびっくりしましたが、それが教材の商品としての費用と知り、受講することにしました。
最初はお客様への説明はうまくいきませんでしたが、「それ、使ってみるわ」とお客様がいわれたときは、びっくりしました。
こんなにかんたんに売れるなんて。ただ説明しているだけなのに。
この体験から「いままで売り込みに必死で、じぶんのことしか考えていなかった」と反省しました。お客様が望んでいることは商品ではなく「髪をきれいにする方法」だし「薄毛にならない方法」だったと気づかされました。
「売ってはいけない」といわれた講師の言葉は本当だったのです。
この成果に驚き、他の勉強もすることにしました。