あなたの技術や話術、接客術が「他の理・美容師と格段に優れている」とお客様が認識してくれるくらいなら、独立してもしだいにお客様は増えていく可能性は高い。
しかし、現実は「自分が思っているほどお客様は違いを理解してくれない」し、「この店に決めた」と言ってはくれません。
かつては独立して開店し、ていねいな仕事をし接客をすればお客様が増えていき、経営が成り立つほどでした。しかし今はお客様は少なく、競争相手の理・美容室は飽和状態でいっぱいです。
いまは「理・美容室は飽和状態」だし、人口自体が激減しています。料金も安くなっており、料金を安くしなければならないということは「客数を多くしなければ経営が苦しい」ということなのに人口は減っています。
競争相手が多いということは「客数が少ない」というだけでなく、「お客様が集まりやすい場所、立地条件」により大きな差が出るということです。それだけの資本力があれば別です。
こぎれいな店を開店し、近所にチラシを配り経営しても、家賃すら稼げない店も多い。
独立はますます困難になってきています。
どれくらい赤字が続いても経営できるでしょうか。
いちど「試しに来てくれたお客様」を納得させ、感心させ、感動させるノウハウがありますか。
「技術力で」と考えているなら失敗する可能性が高い。
技術力を理解できるのはおなじ技術者だけです。シロウトのお客様があなたの技術力を他の理・美容師より優れていると正確に判断してくれることはありません。
お客様が求めているのは技術力の高さではなく「満足感」なのです。
満足感は技術だけでなく、店の雰囲気や接客、専門性、他店との違いなどあらゆることで、お客様に他店との違いをはっきり理解してもらうだけのノウハウがあなたにあるかの問題です。
お客様がたくさん来ている店に入社して、その店のお客様に関心を持たれ褒められたからといって、それはあなたの実力ではなく「店の看板」があってのことです。
来てくれているお客様をあしらうことはある程度かんたんです。
それより「来てもらうようにする」技術やノウハウの方を勉強していきましょう。
つまり、技術者だけでなく「営業マンであり、宣伝マンであり、髪の専門家」でなければ「お客様を来させる、来てもらう、いまよりも回数多く来てもらう、違う目的できてもらう」ことはできないのです。
つまり、いままで勉強してきたような技術的な勉強ではなく、髪の専門家として認めてもらう知識と説明力、集客のノウハウ、他店との違いをアピールできる宣伝力、優れた技術と認めさせる演技力」などの勉強をするべきなのです。
収入は「客単価、客数」で計算できます。
1日に扱える客数には限度があるので、収入の上限も計算できます。
3000円のカラーでも9000円のカラーでも「必要な時間」はそれほど変わらないのだから。
早く処理できたとしても「お客様は切れ目なく順番に来てくれる」ことはありません。
年間の来店回数はほぼ決まっているのですから、それを解決しないと売上は増えてくれません。
技術者でいる限り、それ以上の売上はできないし、それ以上の収入も望めません。
つまり「いまのやりかた」や「いまの技術者意識」で仕事をしている限り、収入が増えることはあり得ないのです。
でも現実には「年間150万円のボーナス」をもらっている美容師がいます。平均の3〜5倍もの売上をしている美容師もいます。
おなじ人生を送るなら「じぶんの未来のために投資」して勉強しなおして「高い収入が得られる」ような人生を切り開いて欲しい。
そのために投資できるか、勉強できるかが問われています。
かんたんな道、かんたんに収入が増える道、らくな道などないのです。
休日を利用して勉強に来る理・美容師さんが増えています。
2日の休日を勉強に当てるため、前の日から宿泊して、または朝一番の新幹線で来て
当日は夜7時まで、2日目は帰る直前の時間まで勉強して帰って頂いております。
勉強したことはすぐ店頭で実践してみましょう。
メールや電話で質疑応答。
このようにして「じぶんの未来のために勉強する理・美容師」が増えています。
まず、メールで「勉強を希望」と書き、お名前、職種、どのような勉強をしたいかなどをお知らせください。