前述のとおり、「トリートメントしてもシャンプーしてしまえば元の損傷毛」に戻ります。
しかしある日、お客様が「トリートメントしたらその効果がシャンプーしても続くようにならないかしら」と仰いました。
そのひと言が「髪の中からよくしていくトリートメント」「髪質をしだいによくしていく美髪プログラム」を開発した理由です。
開発したのは、髪の表面の補修やツヤ、滑り感をよくする「よく見せる」いままでのトリートメントではありません。
開発したのは「髪の中からよくしていき、しだいに髪質がよくなっていく」美髪プログラムなのです。
現在これをメニュー化してお客様に喜ばれています。
髪の中から補修し、キューティクルを保護し、保護バリヤーを回復させ、シャンプーしても保護膜は残るように処方しました。 その結果、髪が傷みにくくなり、しだいに髪質がよくなっていくのです。
この美髪は「髪質、髪の太さ、損傷度、カラーorパーマ」などの状況により使う商品が違います。
このように複雑な手当なので、カウンセラーまたはセラピストの認証を受けた人のみが施術することができるシステムなのです。
2つあるバリヤーが破られると髪は急速に傷んできます。
シャンプーのたびにシャンプーが髪の中へ浸透していき、髪の成分が流れ出て行きます。その結果、空洞ができ、スカスカ毛になりウェーブが出てきます。
健康な髪は水をはじき濡れにくいのですが、傷んだ髪はすぐ水に濡れてしまいます。
なので洗うたびにシャンプーが髪の内部へ浸透して髪質を変性させてしまいます。
この損傷はトリートメントやコンディショナーでは回復できません。
ただ表面をコーティングしてツヤや滑り感をよくするので、損傷が治ったと錯覚しているのです。
またキューティクルが剥がれた後からはシャンプーだけでなく「汚れ」も髪の内部へ入り込んでしまいます。 その結果、ツヤ、コシ、弾力の無い、立ち上がりの悪い髪になってしまいます。
それだけではありません。
カラーしても本来のきれいな色には染まらず、退色も早くなります。
損傷も大きくなり、変なウェーブが出てきますし、毛先がチリつくなどまとまりかつかない髪となります。
だから「髪の中からよくしていく美髪」が必要なのです。
カット、カラー、パーマなどで来られた方に、この美髪メニューを加えたところ「こんな髪が欲しかった」と大評判です。
いまではそれらのメニューにプラスしておこなう美髪と、美髪だけで来られる方の美髪プロクラムを希望される方も増えています。
1.髪の中に入り込んでいる残留物の除去+頭皮スパ
2.カラーの前の美髪回復+RSTカラー(育毛カラー)
3.育毛シャンプー+美髪
4.美髪プログラム
5.頭皮回復施術+美髪
体験された方からは「いままでのトリートメントとは全然違う。
シャンプーしても感触がいい」などの評価をいただいております。
持続性が高いため続けている方はしだいに髪質がよくなってきています。
市販のトリートメントやコンディショナーは「重い」ため、細くコシの無い髪だとボリュームダウンしてしまい、すぐぺしゃっとなります。
しかし当方の美髪は「軽い」ため、細くコシの無い髪でもきちんと立ち上がり、ボリュームが増えて見えます。
また市販のトリートメントやコンディショナーは「いろいろな成分を配合」しています。
そのため、「不必要な成分まで髪に付着」させてしまい、重くなってしまうため、細い髪には不向きといえます。
このようにいらない成分まで付着させたり浸透させてしまうため、左の写真のようにギザギザしたツヤの無い髪になってしまいます。 また、その重さで髪はペシャッとなりボリュームダウンします。
このいらない成分が髪質を悪化させ、カラーの発色を濁らせ、育毛環境を悪化させることで毛は細くなり、しだいに薄毛へと進行していくのです。
当方の美髪は「その髪に必要な成分のみ」を髪の中に入れ、髪の表面にバリヤーを作ります。 そのため、軽く、髪の中からよくしていき、キューティクルを保護します。 シャンプーしても「中に閉じ込めた成分」は残ったままなので、続けているうちに髪の中が整ってきます。
人間は「目に見えない波長」を脳の奥で認識しています。
その無意識に見ている印象でいろいろなことを判断しています。
髪は「SEXアピール」の象徴でもあるので、外見だけでなく「無意識域にも訴える」豊かできれいな髪を保ちたい。
顔が絵だとすると、髪は額縁にたとえられ、絵がよくても額縁が粗末なら絵の評価も落ちてしまいます。
絵をよく見せるには「額縁もよくする」必要があります。髪質をよくして豊かにすることで周りの人が見た印象はずいぶん違って見えるはず。
そのためには「頭皮の老化を回復させる育毛法」で髪質もよくなっていきます。
初期のうちなら「家庭でのケア」でも回復できますので、取り組んで欲しい。