いま美容室の価格破壊が進行しています。
カラー料金は3000円台、それ以下まで下落しています。
これは価格破壊ではなく「自己破壊」「美容室破壊」の行為といえます。
通常は90分かかるカラーの所要時間が、45分で済むなら半額でもいい。 しかし価格を半額にしても所要時間は変わりません。つまり1日に対応できる人数は限られているのに、収入は半分になっているのです。
安くしてもお客様は増えません。
つまり同じ時間、おなじ労力で得られる金額が少なくなるだけなのです。
自分たちの取り分が少なくなり経営が困難になるだけで何の解決にもなりません。
じぶんだけでなく「理・美容師の職能」をおとしめるような価格破壊料金は「荒廃」を生み出すだけ。
現代は競争の時代。
お客様にしたら、ただカットする、カラーするだけなら価格は安いほうがいいのは当たり前。
理・美容室や理・美容師が、今まで通りのことをしているなら価格競争から逃れられません。
お客様が希望するメニューをおこなうだけなら、お客様にとっては安いに越したことはありません。ここには満足も感動も喜びもありません。
「料金+付加価値」つまり、カットだけでなく、客を満足させる付加価値があるかどうかで、技術の優劣でお客様が来ているのではありません。
価格を安くすればお客様が来るということもありません。
逆にお客様を逃がしてしまうことになっています。
みせかけのサービスやキャンペーンでお客様を呼ぼうとしても、年間を通じたら客数は一緒で価格を下げただけ利益は減っているのが現状です。
つまり店側の都合やおもわくでサービスやキャンペーンをしても、お客様は満足してくれません。
いまはていねいな仕事をすればお客様が来てくれる時代ではありません。
お客様は「じぶんの髪を守ってくれる」専門家、美容室を求めています。
お客様が希望する「傷んだ髪の理論と施術」「立ち上がりをよくする施術と理論」「髪を細くしないための施術と理論」「薄毛・細毛の改善の施術と理論」 「安全なカラー施術と理論」など改めて勉強することはいくらでもあります。
お客様に言われたらするのではなく、お客様の髪や頭皮の状態をチェックして、薄毛・細毛の予防や美髪に関するケアをしてあげるのが理・美容師の職能です。 技術の提供だけでは、お客様は満足してくれません。
技術の研鑽は「当たり前」のこと。
言われたことだけするのはプロではありません。プロは感動を与える仕事をします。
技術的な勉強はしてきたはずです。
もちろんこれからも技術的なノウハウ習得は理・美容師としてひつようです。
しかし、「お客様から信頼される理・美容師」「じぶんの髪を守ってくれる理・美容室」をお客様は求めています。
いままで蓄積した「商品を売るため」「髪をきれいに見せるため」の技術や知識ではなく、「客の髪を守り、薄毛・細毛を予防し、美髪になる」ためのノウハウを持ち、 お客様から信頼される理・美容師になることが必要です。
こうした理・美容師向けの専門的な勉強をレストル元気塾ではおこなっています。
くわしく知りたい方は以下のメールアドレスまで
ふなはし
お客様に「My美容室」として「髪の健康を護ってくれる」理・美容師でなければ、お客様は他の店に行きます。