どんなに効果の高い育毛商品を使ったとしても「髪は1ヶ月に約1cm」しか伸びてくれません。弱り老化している部分では3mmくらいしか伸びません。
それに手当を始めたらすぐ右肩上がりに効き始めるということもありません。症状や進行度により違いますが、効き始めるのは1~3ヶ月くらい後になると考えてほしい。
ネットの育毛サイトを見ると「3ヶ月以内でよくなる育毛」と宣伝しているものもあります。
3ヶ月といったら約3cmほどしか伸びませんし、弱っている頭皮なら髪の成長が遅いため、もっと短いので掲載された写真のように髪が長くなるはずがありません。
こうした「悩んでいる人の弱みにつけ込む」商売が多いのは残念なことです。
眼で見て改善が実感できるのは4ヶ月くらい後。そこまでの期間辛抱して手当を続けるのが育毛手当。
育毛とは次の目的で手当をすることです。
◇ 今生えている毛が途中で抜けないようにします。
◇ いま生えかけている毛を、今生えている毛よりも太く寿命も長く育つようにします。
◇ 太く寿命の長い毛が育つような頭皮に回復させます。
◇ 直接的な育毛手当+体の中から育毛環境を整え促進していきます。
いま生えている毛の量で「まだだいじょうぶ」と安心してはいけません。
その毛が抜けて次の毛が育っているかを見分けます。
まだ髪はたくさんあると楽観していると「それは死んで抜けていく毛」なので、これから生えてくる毛の手当(予防と手当)をしなければ、 しだいに毛は少なくなり薄毛・細毛になっていきます。
また「弱り老化している頭皮」からは細く寿命の短い毛しか生えてきません。
だから将来のため、毛量を維持するためにも「頭皮回復」して、太く寿命の長い毛が生えるようにしておきたい。 薄毛・細毛で髪や頭皮が老化すると、髪にコシがなくなり、立ち上がりが悪くなります。
どんな状態でも手当をすれば効果がある、効果がないのは商品が悪い、セラピストが悪い、と思っている人は成功者にはなれません。
なぜなら老化し弱っている状態ほど、なかなか効果が目に見えるまでには時間がかかります。
その期間(効き目が現れてくるまでの時間)をがまんして手当を続けられるかで、薄毛・細毛の成功率は変わってきます。
症状や進行度、体質により違ってきますが、本人が効果を認めるくらい改善するのは4~8ヶ月ほどかかることを覚悟して育毛を続けることです。
(平均値なので、早い人もいるし遅い人もいます)
でも驚異的な早さでよくなる人もいます。(1000人に1~3人くらい)
どんな頭皮でも、毛穴でも「手当をすれば毛が生えてくる」と思っているなら、それはマチガイ。
多くの人が、細くなった毛を太くする、毛の寿命を伸ばす、抜けないようにする、発毛させる、といったことが目的で育毛手当をしますし、育毛商品を探しています。
でも栄養や酸素を毛根まで届けるのは血液で、血液の質が悪いと効果は減少します。血管が老化していても血液が毛根まで届きにくく、頭皮が緊張していると血流を抑制します。 さらに、ストレスや神経系の異常でも血流に異常がでてきます。
このように毛を成長させるためには、いろいろな方面から改善する必要があります。それを考えない育毛手当は成功しません。
だから「毛を回復させる」ということは、毛だけの問題ではなく、体全体のバランス調整を必要とする手当を組み立てる必要があるのです。
レストルでは体の中からの育毛を提唱しています。
「育毛する」ということは最終目標。
目標を達成するためにはどのような段階の改善をしなければならないかを考えて育毛します。