育毛のウソ、迷信、都市伝説

育毛のウソ、迷信、都市伝説

成分的なウソ、すりかえ

商品に植物エキスがたくさん配合されています。(植物、薬草、ハーブなどと表現)
たくさん配合されていると、なんだか効きそうで高級な商品に見えるから不思議なものです。

でも次のことを考えてほしい。

◇ その成分の効果が発揮される配合%は?
(いま配合している量で効果が出るのか)

◇ 配合されている成分の効果と、商品の効果はおなじではない。

◇ 試験管の効果数値と、実際に頭皮に作用する効果数値は同じではない。
(invitro と invivo の違い)

◇ 処方構成、成分の組み合わせにより、効果は違ってくる。
(相乗or相殺、違う方向の効果)

ハーブ、植物とか薬草というイメージは「作用が穏やかで副作用がない」ように思われますが、使い方により副作用が大きく出ることもあります。


次の言葉に注意

相談した専門家が、下記のような言葉を話すなら、疑ってかかったほうがよいでしょう。

ただ、ネットに流通している薄毛・細毛の情報を受け売りしている可能性が高いのです。

「毛穴が詰まっている」(毎日シャンプーしているのに詰まることはない)

「皮脂を取らなければ」
(皮脂を取っても髪は回復しない、取り過ぎると薄毛・細毛の原因になる)

「女性の男性型脱毛」
(ほとんどのケースはウソ、誤診、大げさ、育毛させるためのおどし)

「抜け毛がこんなに多い」
(要はたくさん抜けてもその数だけ生えてくればいい)

「遺伝だから」
(100%遺伝するわけではない。環境が悪くなると発症率が高くなる)


女性の皮脂が多い、女性の男性型脱毛 のウソ

男性型脱毛症は「男性ホルモンが過剰に分泌され、毛の寿命が短くなる」のです。皮脂が多いから薄毛・細毛になるのではありません。

女性に男性型脱毛的な薄毛・細毛が起っているなら、「女性ホルモンと男性ホルモンの比率が変わる」ため、皮脂の分泌だけでなく、 顔や体の毛穴の大きさや体毛、生理面などいろいろな部位に影響が出てきます。

女性で薄毛・細毛にまで影響がでるくらいホルモンバランスが変わるなら、顔などを見ただけでもわかりますし、すこし問診すればなお明確にわかります。

顔などが脂性ではないのに、頭皮だけが脂性なんてことは絶対にありえません。
頭皮の皮脂が多いからといって薄毛・細毛になるなんてことはありません。

これも「薄毛・細毛が怖くて相談に来た人を、むりやり薄毛・細毛にしてしまう」商売に違いないと思った方がよいでしょう。


よく洗っても薄毛・細毛は治らない

シャンプー

薄毛・細毛の相談に来た人のほとんどは「刺激のないシャンプーでよく洗っている」と答えます。

頭皮や髪をよく洗ったら薄毛・細毛がよくなるのでしょうか?

ほとんどの人は空調のきいた室内で作業しています。
ホコリや汗で汚れるなんて環境ではないのです。
なのに、なぜそんなにたくさんのシャンプーで毎日洗わないとダメなのでしょうか。(強迫観念)

やさしく刺激がないようでもシャンプーの洗浄剤は、しっかり皮脂を取ります。
そして潤いの成分まで取り去っており、頭皮の防御力は低下していきます。
そこで、界面活性剤が皮下に浸透しやすくなり、毛の成長に影響してきます。

だから年齢や体質、症状により「何日に1回洗うか」を決めたり、毎日洗いたい人は「毎日シャンプーしても頭皮を弱らせないシャンプー」を選ぶべきなのです。

そうしたシャンプーは「刺激が弱い」とか「植物性」などで決めないで下さい。 「弱り老化した頭皮、薄毛・細毛の育毛環境をよくする」目的で処方構成されたシャンプーを選ぶべきなのです。

育毛に使うシャンプーの元祖(わたしが開発した)は、薄毛・細毛で弱り老化した頭皮でも毎日シャンプーできるように処方設計されています。 ケアシャンプーやイブケアシャンプーもおなじです。


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