美容室の生き残りをかけて

いま、わたしが開設したレストルクリニックを見学に来られる理・美容師さんが増えています。

美容室だけでなくどの業種でも共通した悩みがあり、それは「客数減」と「客の行動心理」の変化について行けないこと。

じぶんの技術を売りにして、きれいな店を開けばある程度のお客様が獲得でき、少しの間しんぼうしていれば経営が成り立っていた時代がありました。

しかし、「技術」が売りなら、安い店行くのがお客様の心理。
低料金店ほど「店内をきれい」にしていますし「接客」のマニアルもしっかりしているので「安かろう悪かろう」なんてことはありません。

つまりじぶんの店の近所にきれいな「低料金店」ができたら、程度の差はありますが「お客様が移る」ことになり(中には70%減の店も)、統計では年間3.8%のお客様が一般の美容室から低料金店へ移っているといわれます。

そしていまは「低料金店同士の競争」が激化しています。
わたしの近くでも1800円だったカット料金が、1500円になり、1200円になり、いまでは「水曜日にはカット料金800円」にまで下落しています。

いちばんコワイのは近隣の低料金店同志の価格競争ではなく、安い価格が当たり前と思うようになり、4000円のカット料金の店は「高い」だけでなく、暴利をむさぼっていると思われ、しだいに高い店には行かなくなるお客様が増えていくことです。

その結果、経営が困難になり、スタッフを減らす、夫婦でやっていた店では「1人は出稼ぎに行く」とか、力尽きて閉店する店も多いと聞きます。

そんな理・美容師さんに伝えたい。
方法はありますよ。
ただし「いままでと同じ意識」「同じやり方」では無理です。

技術だけで、またお客様におあいそをいって成り立つことはありません。
また○○カラーとか、○○シャンプー、頭皮スパなどを取り入れても、それは「来店したお客様」にアピールすることで、それらを取り入れたからといって「まったく新しいお客様」が来てくれることなんてことはありません。
「来て欲しい」と「来てもらう」ことはまったく違うのです。
かんたんなメニューや技術の変更で経営が挽回できることはありません。

それらのことを考えて「じぶんの店の将来」、「じぶんの未来」のために時代に適した理・美容室の経営を勉強するために当方へ来られています。

ちなみに当店は全国平均の3~5倍の売上をしており、技術料だけではこんな売上は不可能ですし、そんなに商品を購入して頂けるはずがありません。

いままでの「理・美容師の常識」を全部捨てて、一から「お客様が求める理・美容師」の勉強をし直せば、やる気があるなら「いまの3倍の売上」は誰にでもできます。

いつしょに勉強しませんか。

薄毛と気の影響

いま新しい育毛剤が話題になっています。

効果面についても進歩していますが、男性型脱毛症のように男性ホルモンの影響が強い薄毛に関してはいいのですが、女性の薄毛、気の滞りによる薄毛に対しては効果に疑問があるようです。

「気」に関しては「見えない、計測できない」ため、東洋の古い考えと信用しない人もいらっしゃいます。
しかし、やる気とか本気、気落ち、など「気」の状態を表す言葉は多い。

40年も育毛の研究とカウンセリングをしていると、この「気」の持ち方で薄毛にもなり、手当てをしても治りにくいことが多いことがわかってきました。

つまり、ある人の薄毛は「生き方」そのものに関係していることが多く、「気」というものの概念を理解しなければ、薄毛や慢性疾患なども治りにくい。

薬剤などを使って手当てをして頂きながら「心の問題、心の持ち方」もやんわり説明しておりますが、やはり難しいようです。

逆に「当方を信じて、すなおに心の持ち方について話していることを受け入れる人」は、治りも早くなります。

たとえば「気」によって「血」の流れにも影響が出ているとき、サプリメントなどをすすめるときがありますが、「費用」の負担を考えると、話しだけに終わってしまうことが多い。
後から「改善を早めるためにはサプリメントが必要なのに」と消極的なじぶんを反省することが多い。

なぜなら、相談者は「薄毛を回復したい」のであって、「気」とか「血」などという東洋医学を信じない人も多いから。
その人達に「健康」定期診断で数値に異常が無いということと、「元気」ということは違うこと。

元気、すなわち「元の気」「精気」について説明し、「生きる」ということも「積極的に生きる」ということもすべて「元の気、精気」の問題なのだということを説明しております。

元気が不足すると「考え方も消極的」で、「集中力、持続力」も弱く、「やる気、本気」もひくいため、人生の競争に負けてしまうことが多く、ますます暗く悲観的な考え方になってしまいます。

そのような状態では「気」が体の隅々まで行き渡らないため、血液も末端まで流れる力が低下して、いろいろな症状が出てきます。

その1つが「気の滞りによる薄毛」なのです。
気の滞りとはどのような状態か。
気虚=気落ちして消極的で悲観的になりやる気をなくしていく。
気逆=イライラ、不安が高まり怒りっぽくなる。

結論として
薄毛の改善には「薄毛に効く薬剤」だけでなく、本人の職業から生活環境までを考慮して「手当を組み立てる」ひつようがあります。
とくに薬効成分に頼る育毛は効果が低いようです。

わたしの40年の経験からいえば、「手当を続けていても治らない」薄毛や「心に悩みを持つ薄毛」は、カウンセリングを受けることをおすすめします。

性格は変わらなくても「気の持ち方」は変えることができます。
これからの長い人生で、この「気の持ち方」について知っておくことはたいせつなことなのです。

髪がパサつく原因

髪のぱさつきを改善したい女性は多い。
いろいろなトリートメントやコンディショナーを試しているが、満足できない人がほとんど。
解決法として次のように考えて対処することをおすすめします。

多くの人が行っているケアは「対症療法」的なケアで、一時的に髪の表面の滑り感やツヤなどの感触をよくしているだけ。
その証拠に「シャンプーしてしまえば”元の傷んだ髪”に戻ってしまいます。

髪のぱさつきは「頭皮の老化」の信号です。

つまり「毛が細くなり薄毛になっていく」初期の信号なのです。

だから「応急処置的」なトリートメントも必要ですが、「髪質のいい毛を生やす」頭皮回復手当も必要なのです。
薄毛を改善した人から「髪質が変わったように」と喜ばれるのは「頭皮が回復」しているからで、髪のアンチエイジング=いつまでも豊かに髪を保つには”頭皮を老化させない”デイケアが必要です。

髪に現れる薄毛の信号
・髪の色が微妙に薄くなった部分がある。
・髪がぱさつく。
・髪にうねりが出てくる。うねりが強くなる。
・カラーの退色が早い。退色しやすい部位がある。
・髪のコシが無くなる。
・ボリュームがでなくなる。
・抜け毛が多くなる。(毛根に白い付着物があるなら早急な手当が必要)
もちろん頭皮にもいろいろな信号がでているのだが、これは難しいのでここには書かない。

トリートメントでも「しだいに髪質をよくしていく方法」はある。
レストルでは「一過性の効果しか見られないトリートメント」は極力使わないようにアドバイスしており、使うなら「しだいに髪質がよくなるトリートメント」を使うように説明している。
そして、できたら同時に「頭皮の老化の回復」もしてもらい、いつまでも髪質のいい豊かな髪のアンチエイジングを推奨しています。

追伸
この手当のほうが「手当がかんたん」だし、カラーやトリートメント、育毛のことまで考えると、結果的には経済的でもあります。
髪がぱさつくなど「老化の信号」が出ている方には、ぜひ「頭皮回復のトリートメント」をおすすめします。
髪が気になるかたは、メールして下さい。 clinic@ikumo.co.jp ふなはし