薄毛と気の影響

いま新しい育毛剤が話題になっています。

効果面についても進歩していますが、男性型脱毛症のように男性ホルモンの影響が強い薄毛に関してはいいのですが、女性の薄毛、気の滞りによる薄毛に対しては効果に疑問があるようです。

「気」に関しては「見えない、計測できない」ため、東洋の古い考えと信用しない人もいらっしゃいます。
しかし、やる気とか本気、気落ち、など「気」の状態を表す言葉は多い。

40年も育毛の研究とカウンセリングをしていると、この「気」の持ち方で薄毛にもなり、手当てをしても治りにくいことが多いことがわかってきました。

つまり、ある人の薄毛は「生き方」そのものに関係していることが多く、「気」というものの概念を理解しなければ、薄毛や慢性疾患なども治りにくい。

薬剤などを使って手当てをして頂きながら「心の問題、心の持ち方」もやんわり説明しておりますが、やはり難しいようです。

逆に「当方を信じて、すなおに心の持ち方について話していることを受け入れる人」は、治りも早くなります。

たとえば「気」によって「血」の流れにも影響が出ているとき、サプリメントなどをすすめるときがありますが、「費用」の負担を考えると、話しだけに終わってしまうことが多い。
後から「改善を早めるためにはサプリメントが必要なのに」と消極的なじぶんを反省することが多い。

なぜなら、相談者は「薄毛を回復したい」のであって、「気」とか「血」などという東洋医学を信じない人も多いから。
その人達に「健康」定期診断で数値に異常が無いということと、「元気」ということは違うこと。

元気、すなわち「元の気」「精気」について説明し、「生きる」ということも「積極的に生きる」ということもすべて「元の気、精気」の問題なのだということを説明しております。

元気が不足すると「考え方も消極的」で、「集中力、持続力」も弱く、「やる気、本気」もひくいため、人生の競争に負けてしまうことが多く、ますます暗く悲観的な考え方になってしまいます。

そのような状態では「気」が体の隅々まで行き渡らないため、血液も末端まで流れる力が低下して、いろいろな症状が出てきます。

その1つが「気の滞りによる薄毛」なのです。
気の滞りとはどのような状態か。
気虚=気落ちして消極的で悲観的になりやる気をなくしていく。
気逆=イライラ、不安が高まり怒りっぽくなる。

結論として
薄毛の改善には「薄毛に効く薬剤」だけでなく、本人の職業から生活環境までを考慮して「手当を組み立てる」ひつようがあります。
とくに薬効成分に頼る育毛は効果が低いようです。

わたしの40年の経験からいえば、「手当を続けていても治らない」薄毛や「心に悩みを持つ薄毛」は、カウンセリングを受けることをおすすめします。

性格は変わらなくても「気の持ち方」は変えることができます。
これからの長い人生で、この「気の持ち方」について知っておくことはたいせつなことなのです。

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